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劇場版 少女☆歌劇 レヴュースタァライト 感想

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観てきた。
ゴリゴリにネタバレを含みます。

正直なところ、今回の劇場版を観るのは当初怖いと思っていた。
再生産総集編での引きや予告映像から卒業、別れ、物語の終演を否が応でも感じさせられ、これを観てしまうことでこの『少女☆歌劇 レヴュースタァライト』という作品に一つの区切りがついてしまうのが怖かった。

各々に次の舞台に進む上での悩みや葛藤を抱え、時に醜い感情をむき出しにしながらも刃をぶつけ合う舞台少女たち。
そして各々が道は違えど各々の進むべき道を見つけ、次の舞台へ進む姿を目にしたとき、確かにこの物語に一つの区切りがついてしまったことへの寂しさはあった。
しかし、それ以上に次の舞台へ進むための一つの舞台の終演を観ることができたというどこか清々しい気持ちが強い、美しい幕の引き方だった。

少女☆歌劇 レヴュースタァライト』、本当にありがとう。
この作品に巡り会えて、本当に良かったです。

その他感じたことなど

  • 舞台に立つ役者の世界そのものはあまり馴染みのないものではあるものの、卒業や次の舞台に歩みを進める上での不安や葛藤といった感情そのものはわりと普遍的なもので、そういう意味ではアニメ本編と比べて誰にとっても馴染みあるテーマとして描かれていた作品だったのかなと思った。
  • スタァライトのアニメ本編って意識的に流血の描写を避けていたフシがあると思っていて(多分第10話で神楽ひかりが握りしめた短剣から血を流したシーンだけだったと思う)、それと対比するかのようにこの劇場版では凄まじいまでに流血の描写が描かれまくっていたのが印象的だった。
    純那が首から血を吹き出した瞬間にはさすがに声が出そうだった。
    その後の天堂真矢の「うろたえるな!舞台装置だ……」で安心するとこまでが1セット。
  • 皆殺しのレヴュー『wi(l)d-screen baroque』マジでかっこよすぎる……
    これ聴きたいがために繰り返し映画観に行っちゃいそうだ……
    レヴュー楽曲の音源、早く欲しい……
  • 皆殺しのレヴューで大場ななが地面に刺さった刀を抜いて純那の上掛けを切り落とすワンアクションがかっこよすぎて、大場ななの女になっちゃいそうだった。
    この皆殺しのレヴューでの大場ななの舞い踊るように戦う姿は本作中でも特に印象に残っていて、美しい映像がゴリゴリに動きまくっているのを観るのはそれだけでも気持ち良いものだなと思った。
  • 「99代生徒会長 星見純那 殺してみせろよ 大場なな!!!」にはマジで鳥肌が立った。
    狩りのレヴューでの己の感情をむき出しにして大場ななに立ち向かう姿には、胸の奥からこみ上げてくるものを感じずにはいられなかった。
    やっぱり俺は、星見純那の泥臭くも熱くてどこまでも人間臭いところが大好きだ。
  • エンドロールでのその後の99期生の面々、そして次の舞台への歩みを進めることができた星見純那を見た瞬間、ボロッボロに泣いてしまった。
    純那……次の舞台に進むことができて、本当に良かったな……(誰目線だ)

余談

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映画観終わった後、感情が高まりすぎて東京タワー観てきました。

 

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例の滑り台。

 

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約束タワーで待ってて……

 

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今日一日で2回鑑賞し、色紙は純那と双葉はんでした。
純那の色紙を自引きできて良かったです。
もう何回かは観に行きたいですね。

以上。