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9mm Parabellum Bullet カオスの百年 vol.13 セトリ&感想

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行ってきた。
9mm Parabellum Bulletの結成記念日となる3月17日。
昨年同日の開催予定が二度にわたり延期となり、実に一年越しの開催となった今回の公演。
そして俺にとっては2019年11月のツアー以来、実に一年以上ぶりの9mmのワンマンライブとなった。

開演時刻となる18時半を回った頃、会場が暗転し、いつもの入場SE『Digital Hardcore』が流れ、9mmのメンバーが姿を現す。
菅原卓郎が「9mm Parabellum Bulletです」と告げ、各々が楽器をかき鳴らし、開幕のナンバー『太陽が欲しいだけ』が演奏され、初っ端から一気に会場を盛り上げていく。
そこから『DEEP BLUE』『白夜の日々』と3曲立て続けの演奏ののち、満面の笑みで菅原卓郎がこう告げる。

9mm Parabellum Bulletです!本当に俺たちです!本当にみんなだよね?」

昨今のリモートや配信といった非対面のやり取りが当たり前のようになった世の中において、演者と観客の実在性を噛みしめるかのような、観客たちとの再会を心から喜ぶかのような一言に、思わず胸の奥から熱いものがこみ上げてくるのを感じた。

この日のハイライトとなったのは、事前にも告知されていた『レア曲10連発』と題されたパート。
開幕からライブ未演奏のインストナンバー『Burning Blood』に始まり、本当にこれ演奏されるの何年ぶりだよという感じの『Heart-Shaped Gear』『EQ』『オマツリサワギニ』『Face to Faceless』や、ファンの間でも長らくライブでの演奏が待ち望まれていた『午後の鳥籠』といった、あまりに濃すぎる楽曲の数々にただただ打ちひしがれるしかなかった。

レア曲10連発の中でも一際印象に残ったのが照明の演出の美しさ。
特に『銀世界』『Snow Plants』での、ミラーボールを用いた真っ白な雪が降り注ぐかのような照明の息を飲むような美しさに、楽曲そのものの美しさも相まって呆然と見入るしかなかった。

自分としては『Snow Plants』が好きで、一度はライブで聴いてみたいと願い続けてきた曲だっただけに、今回演奏されたことが本当に嬉しかった。
アウトロでのツインリードのギターフレーズがこの曲のハイライトとも呼べる美しい場面で、この日はサポートギターに武田くんが入っていたこともあり、ツインリード+バッキングのギター3本により音源通りの演奏が聴けたことも良かったり。

なお、自分のレア曲10連発の予想は3曲的中でした。うーん、雑魚!

レア曲10連発を演奏し終えると笑顔で卓郎が「ありがとう!」と告げる。
「今年も一年、健康第一でいきましょう!何故なら6月にはツアーがありますから!」と次のライブへの意欲を掲げ、「いけるか渋谷!!!」と会場を盛り上げると、『名もなきヒーロー』が、そしてここでまさかの『marvelous』そして『Talking Machine』へと繋がる、初期の定番の流れが演奏される。
ちなみに、このときの『Talking Machine』の前奏では今までにないフレーズも挿入されていた。
(後に聞くところによると、シンディー・ローパーの『The Goonies 'R' Good Enough』だったらしい)

そして本編ラストには『Lovecall From The World』が演奏され、レア曲10連発の時点でただでさえエグかったところにあまりにオーバーキルすぎる楽曲たちを叩きつけ、本編は終了となった。

本編での熱量が冷めやらないままの観客の拍手によるアンコールに応え、ステージに滝を含む9mmの4人が姿を現す。
「会場の時間が迫ってるからこっからは駆け足でやるぜ!」
9mm Parabellum Bullet!3月17日!アンコールはこの4人でやるぜ!」
と卓郎が告げると、サポートを除く4人の9mm Parabellum Bulletによる『Discommunication』が、そして最後には"駆け足"という言葉通りに爆速のテンポで『Punishment』が演奏され、熱狂のまま終演となった。

 

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MCの中で、今回100%のキャパでのライブが行えたのは、会場となるLINE CUBE SHIBUYAからの快諾があって実現したと卓郎が語っていた。
今回のライブのためにフルキャパでの開催を快諾してくれたLINE CUBE SHIBUYAに対して感謝の気持ちでいっぱいになったと同時に、こんな風に少しずつでも元のように何の気兼ねもなくライブを楽しめる日々が戻ってきて欲しい、そう思わずにはいられない一夜だった。

ありがとう、LINE CUBE SHIBUYA
ありがとう、9mm Parabellum Bullet

セトリ

  1. 太陽が欲しいだけ
  2. DEEP BLUE
  3. 白夜の日々

  4. Burning Blood
  5. Heart-Shaped Gear
  6. EQ
  7. オマツリサワギニ
  8. Face to Faceless

  9. 銀世界
  10. Lady Rainy
  11. Snow Plants
  12. 午後の鳥籠
  13. Faust

  14. 名もなきヒーロー
  15. marvelous
  16. Talking Machine
  17. Lovecall From The World
    [EN(滝含む4人)]
  1. Discommunication
  2. Punishment